災害時の授乳に液体ミルクで備えよう

  • 普段は母乳で育てていても、災害時は母乳をあげられる状態ではない可能性がある。
  • 電気やガスがなくてもミルクをあげられるように液体ミルクを用意しておくと安心。
  • 紙コップ、または、アタッチメントやインナーバッグを使って乳首部分を錠剤消毒する手段がある。

液体ミルクを活用

  • 紙パックや缶に入った液体ミルクであれば、電気やガスがなくても大丈夫。
  • 飲ませる際はいくつかやり方がある。
  1. 紙コップを使い捨て
  2. 乳首部分を取り付けて使いまわし
  3. 哺乳瓶と哺乳瓶用インナーバックを併用

①紙コップを使い捨て

②乳首部分をつけて使いまわし

  • 哺乳瓶に移さなくても、アタッチメントや専用乳首を使って、缶や紙パックから直接飲ませる方法がある。
  • アタッチメントと乳首部分の消毒は必要だが、哺乳瓶を使うよりは消毒する部分が少なく済む。
  • 電気やガスがなくても水と錠剤があれば消毒できるが、消毒する部分が少なく済むのがメリット。
メーカー商品名備考
明治ほほえみ らくらくミルク 専用アタッチメント6缶セット付属。乳首部分はピジョンの母乳実感の広口タイプ。
ChuChu紙パック用 乳首グリコ アイクレオに利用可能。全月齢1サイズ。
リッチェル液体ミルク 乳首太い缶用(ほほえみ らくらくミルク)、細い缶用(ビーンスターク 液体ミルクすこやかM1)、紙パック用(アイクレオ)など各種あり。全月齢1サイズ。

③哺乳瓶用インナーバッグをつけて使いまわし

  • アタッチメントがない場合、哺乳瓶用のインナーバックを使って、消毒する部分を減らすというのもあり。
  • 液体ミルクのように水の量を測る必要がない場合は、使い勝手が良いもよう。

まとめ(再掲)

  • 普段は母乳で育てていても、災害時は母乳をあげられる状態ではない可能性がある。
  • 電気やガスがなくてもミルクをあげられるように液体ミルクを用意しておくと安心。
  • 紙コップ、または、アタッチメントやインナーバッグを使って乳首部分を錠剤消毒する手段がある。

チャイルドシートは安全比較ブックで安全評価も確認しよう

  • ISOFIXなど安全基準はあるが、それだけでなく安全比較ブックで安全評価も確認しよう
  • シートベルト固定式は選択肢が限られてしまうが、安全優先、特に乳児期の安全を考えるなら乳児専用のチャイルドシートも選択肢となる
  • Joieのジェムの評価が高いが、横からの衝撃も考慮するなら同シリーズのi-Snugが良いだろう

ISOFIXとは?

  • チャイルドシートを車に固定する方法の一つ。金具でもって車と固定する。
  • 2012年7月以降に発売された車には、受け側の金具が必須になっている。
  • 後述する安全基準R129の固定方法はISOFIXだけなので、ISOFIX非対応の車の場合、R44規格を選定する必要がある。

どんな安全基準があるのか?

  • UN(ECE) R44/04:国連欧州経済委員会の協定規則第44号のこと。「道路運送車両の保安基準の細目を定める告示」(平成14年国土交通省告示第619号)において技術的に引用された。(国土交通省)。告示の詳細は見つからないが、告示・通達一覧(国土交通省)⇒保安基準等関係基準の各条文検索一覧表(国土交通省)⇒第22条の5にて参考の記載あり。
  • UN-R129:国連欧州経済委員会の「年少者用補助乗車装置に係る新協定規則(第129号)」のこと。平成26年1月24日に国内基準に導入すると告示あり。(国土交通省)i-Sizeとも呼ばれる。

安全ガイドブックで確認するのがよい。

  • 取付対象の車によってどの安全基準を満たすべきかはわかるが、それだけではどのチャイルドシートの安全性が高いかわからない。
  • 国土交通省は安全評価を実施しているのでそれを確認するのが良い。2022年3月版2021年3月版2020年3月版2019年3月版国土交通省
  • 以下、2021年3月版の中から、シートベルト固定式の優評価製品をピックアップ
メーカー商品名価格備考
Joieジェム
MCマムズキャリーブライト2+楽天で7980
AILEBEBEクルットNT
Apricaフラディア乳児ベッドの評価は良
Child Guardtakata04-neo SF販売終了かもしれない
Joieチルト
LEAMANカイナ
LEAMANネディアップ
LEAMANピピデビュー
LEAMANロングフィット
安全ガイドブックよりシートベルト固定式の優評価製品をピックアップ(管理人作成)
  • 以下、2022年3月版の中から幼児向け優評価製品をピックアップ
メーカー商品名固定評価価格備考
AILEBEBEパパット/パパット2ISO FIX相場は32,000円~公式サイトではパパットは見つからず(エールベベ)
ApricaフォームフィットISO FIX生産終了かも
Apricaフォームフィット ISO FIX 360°セーフティー / フォームフィット ISO FIX セーフティープラスISO FIX相場は37,000円~ISO FIX 360° セーフティーは生産終了かも
LEAMANロングフィットベルト公式サイトでは生産終了ロングフィット(LEAMAN)
安全ガイドブックより幼児向けの優評価製品をピックアップ(管理人作成)

回転機能のあるシートベルト固定品は見つからず、、、

  • 赤ちゃんを乗り降りさせるには回転機能があると便利とのこと。
  • シートベルト固定対応品で、安全ガイドブックで評価が高いメーカーや商品から探してみたが、販売終了しているものばかりで現在購入できるものが見つからず。
  • 【追記】「チャイルドシートは後部座席を確認してから購入しよう」に記載したが我が家の車はISO FIXに対応していた。思い込みには注意。

乳児期の安全優先で、乳児専用のi-Snugを選定

  • 回転機能はあきらめて、乳児期の安全性を優先して選びなおすことに。
  • Joieのジェムを買おうかと思ったが、安全ガイドブックは前方からの衝撃を評価しているだけ。
  • Joieの公式サイトには載ってないが、i-Snugというモデルは横からの衝撃にも対応しているもようで、たとえばKATOJIAmazonに説明あり。価格も13,000円ほど(2022年3月時点)。
  • ちなみにジェムやi-Snugは、安全なだけでなくチャイルドシートごと運べるので、赤ちゃんを寝かしたまま移動することも可能で、もしかして使い勝手が良いかもしれない。

幼児期も安全優先で、優評価の、、、を選定

  • 安全ガイドブックより優評価をピックアップし、ISO FIXで固定されているAILEBEBEのパパット2と、Apricaのフォームフィット ISO FIX セーフティープラスが候補となった。

まとめ(再掲)

  • ISOFIXなど安全基準はあるが、それだけでなく安全比較ブックで安全評価も確認しよう
  • シートベルト固定式は選択肢が限られてしまうが、安全優先、特に乳児期の安全を考えるなら乳児専用のチャイルドシートも選択肢となる
  • Joieのジェムの評価が高いが、横からの衝撃も考慮するなら同シリーズのi-Snugが良いだろう

【編集履歴】

  • 2023/01/29 チャイルドシートアセスメント2022年3月版を追記。併せて幼児専用の一覧を追記。
  • 2022/04/03 後日談へのリンクを追記、i-Snugの表記を修正。