未成年口座を開設してジュニアNISAで資産運用しよう

  • 子どもがいる人は、2023年12月までに未成年口座とジュニアNISA口座を開設して資産運用すると、子供が成人するまでの運用益などが非課税となる。
  • 投資信託を保有しているとポイントが付くサービスが各社から提供されている。購入を考えている銘柄の付与率が高い証券会社を選ぶと良い。(以下の例の銘柄ではSBI>マネックス>auカブコム>楽天)
  • 未成年口座への入金でも基本は本人名義口座からだが、楽天証券は親権者口座から入金が可能。
証券会社投信ポイント親権者振込カード積立家族紹介
楽天290※1対応(リアルタイム入金)非対応対象外
SBI9,792※2非対応非対応※3対象外
マネックス8,640※2非対応非対応※4対象外
auカブコム1,440※2非対応非対応対象外
証券会社の未成年口座取り扱い比較(管理人作成)
  • ※1投資信託ポイントは試算を簡単にするため、ジュニアNISA口座で160万円(80万円×2年)を年利3%で18年間運用して272万円になると想定。
  • ※2付与率は、三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)を想定し、SBIは0.034%、マネックスは0.03%、auカブコムは0.005%で試算。端数切り捨て処理なし、運用による保有金額の増減も考慮なしなので、あくまで概算。
  • ※3SBIは未成年口座ではカード決済対応だが、三井住友カードのつみたて投資は家族カードが対象外
  • ※4マネックスはジュニアNISAについては非対応と記載があるものの未成年口座については記載なし。とはいえマネックスカードには家族カードがないようなのでカード積立も不可。

つみたてNISA枠を使い切ろう

Nattanan KanchanapratによるPixabayからの画像
  • つみたてNISAは40万円の非課税投資枠が毎年あるので、使い切れるように設定しよう。
  • 毎月1回の買付なら33,333円を設定すると、12か月で399,996円でほぼ使い切ることができる。
  • 毎日買付なら1,619円を設定して、さらに『「ボーナス月コース」および「NISA枠ぎりぎり注文」の設定をします』とのこと。つみたてNISA投資枠を使い切ることはできますか。(SBI証券)

枠を使い切るには年内に受渡を完了させる

  • 毎日買付の場合、注意が必要。枠を使い切るには年内に受渡まで完了させる必要がある。
  • 投資信託の売買は4つのステップにわかれている。
  • ①注文:まずは注文から。注文するとその金額が買付余力から差し引かれる。
  • ②締切:営業日の15:00で注文が確定する。ここを過ぎると注文をキャンセルできない。
  • ③約定:投資信託の価額が決まる。
  • ④受渡:数日後に受渡と支払が行われる。その年の取引とみなされるのはこの受渡が完了したものまで。今年のNISA、今年のうちに!2020年非課税投資枠利用期限のご案内(SBI証券)

毎日買付から毎月買付に変更した場合

  • SBI証券では三井住友カードによるクレジットカード払いが可能になった。記事『SBI証券と三井住友カードで投資信託を積み立てよう
  • しかし『積立コースは「毎月」、買付日は「1日」のみです』とのこと。三井住友カードのクレカ積立(SBI証券)
  • 毎日買付設定をしていた場合は少し再設定の手間がかかるので、設定方法を以下で説明する。
  • ① クレジットカード登録
  • ② 既存の毎日買付設定を削除
  • ③ 今年の投資可能枠の残りを確認 ※1
  • ④ 今年の積立投資予定額を確認 ※2
  • ⑤ ③-④で端数があるなら、新規にその端数の現金買付を設定 ※3
  • ⑥ 端数の買付完了後に、⑤の買付設定を削除
  • ⑦ 新規にクレジットカード買付を設定
  • ※1 SBI証券の場合、口座管理⇒口座(円建)⇒サマリーなどに表示されているNISA/つみたてNISA投資可能枠
  • ※2 たとえば今年の積立が5ヶ月あるなら33,333円×5=166,665円
  • ※3 毎月買付の日付を、適宜、次回発注予定日が当月になるようにすると良いだろう