・整流ダイオードを使うと、単純に半波のみ流れる
・サイリスタを使うと、電流を流すタイミングを変えられる、つまり制御角を変えられるので、負荷の平均電圧を制御できる
・さらに、負荷が誘導性だと、交流電源電圧がマイナスになっても、しばらくは電流が流れ続けるため、その間、サイリスタがオフにならないので負荷にもマイナスの電圧がかかり、平均電圧が小さくなる。
・Vd≒0.45V(1+cosα)/2
・Vd:直流平均電圧
・V:交流電源電圧の実効値
・α:制御角
・ブリッジ整流回路を組むと、全波流れるようになる
・Vd≒0.9V(1+cosα)/2
・α=0でVdは交流の平均値となるがVd<Vである。実効値は平均値を算出しているわけではないため。(直流と同等の電力となる値から逆算している)
・三相でブリッジを組むと、電圧の山が一相あたり二つなので、三相で六つになる。
・Vd≒1.35Vcosα
・α=0で、単相の1.5倍となる
・α=π/3で、単相と等しくなる
・電流が流れ続けることを利用して、電流の脈動を抑えるために使用されるインダクタンスを平滑リアクトル、または直流リアクトル、と言う
・インダクタンスを大きくするか、還流ダイオード、またはフリーホイーリングダイオード、を接続することで、さらに脈動を抑えることができる。
以上