- 乳児連れの場合、空港への移動の際も泣き声とおむつ交換への対応が求められる。
- 車を使うならどの空港でも問題ないが、北関東から那覇や新千歳などに行くなら茨城がおすすめ。
- 列車を使うなら品川・浜松町から13分、横浜から18分の羽田が良いし、特急が乗り入れている成田も候補になるだろう。
乳児連れで気を付けること
- 乳児を連れて関東から北海道に旅行しよう(交通手段)で検討したように、乳児連れは泣き声とおむつ交換への対応が求められるが、空港への移動の際も同様だ。
- 空港への交通手段は車か列車が候補となる。長時間の高速バスは泣き声やおむつ交換に対応するのが難しいため。
空港比較
- 関東の羽田、成田、茨城の3空港を2022年6月時点の情報でまとめる。
- 航空会社と就航都市はいずれも国内線のみ。
空港 | 航空会社 | 就航都市 | 駐車場 | 乗り入れ列車 |
羽田 | 7 | 49 | ~1530円/日 | 東京モノレール、京急 |
成田 | 5 | 20 | ~1570円/日 | 京成スカイライナー、成田エクスプレス |
茨城 | 1 | 4 | 0円 | 乗り入れなし |
羽田空港
- 目的地に就航しているのが羽田発しかないなら選択の余地はない。
- 他の空港からも就航しているとしても、都心から近いのは便利。
- 列車で空港に行く人に特におすすめ。
項目 | 評価 | 詳細 |
航空会社 | △ | 数は多いものの、LCCが乗り入れていないため、運賃が高め。 |
就航都市 | 〇 | 最も多くの都市に就航している。 |
車のアクセス | △ | 空港内駐車場は有料で通常期1530円/日から。周辺駐車場は1000円程度から。 |
列車のアクセス | 〇 | おむつ交換台付の列車は乗り入れていないが、品川・浜松町から13分、横浜から18分と都心から近いので大きな問題ではない。 品川や横浜までが遠い場合は、JRの在来線特急の常磐線特急(ひたち・ときわ)、成田エクスプレス、踊り子・湘南などを使うのが良い。 路線や本数が多いJRの普通列車グリーン車も考えられるが、おむつ交換台のあるトイレがないので、いざという時は途中駅で下車する必要がある。ちなみにSuicaグリーン券を使うと「1枚のグリーン券で2つの列車のグリーン車を乗り継ぐ場合は、改札口を出ずに同一方向であれば可能です。」グリーン車Suicaシステムをご利用に際してのご注意(JR東日本) |
成田空港
- LCCが乗り入れているので航空運賃を抑えやすい。
- 列車でアクセスする場合は、空港まで特急が乗り入れているのが良い。ただし特急料金はかかってしまう。
- 車で空港に行く人におすすめ。
項目 | 評価 | 詳細 |
航空会社 | 〇 | LCCも乗り入れているため、安い航空券を入手できる可能性がある。 ただしLCCは運賃以外の追加費用として2,500円~3,300円/人を考慮する必要がある。空港使用料が約700円/人、支払手数料が約600円/人、預け荷物が約1800円/20kg、座席指定が約600円/人、幼児料金が0~約1500円(ピーチは0円、ジェットスターは有料)、預け荷物と座席指定は夫婦のうち一人分だけで試算。 |
就航都市 | △ | 羽田より少ないものの20都市に就航している。 |
車のアクセス | △ | 空港内駐車場は有料で1570円/日。周辺駐車場は日数にもよるが500円程度から。 |
列車のアクセス | 〇 | 京成スカイライナーが京成上野や日暮里(2,557円)から、成田エクスプレスが東京(2,872円)が乗り入れている。成田エクスプレスは東京西部の八王子や神奈川東部の大船からも直通あり。 |
茨城空港
- LCCではないがスカイマークも運賃を抑えやすい。
- 目的地が就航都市と重なっていて、北関東から車で空港に行く人におすすめ。
項目 | 評価 | 詳細 |
航空会社 | × | 航空会社はスカイマークのみ。運賃はJALやANAより安くLCCよりは高い。LCCと異なり運賃以外の追加費用がないため、LCCとトータル費用で大きな差はない。 |
就航都市 | × | 就航都市は那覇、福岡、神戸、新千歳のみ。 |
車のアクセス | 〇 | 空港内駐車場は無料で利用できる。 |
列車のアクセス | × | 列車ではアクセスできない。最寄り駅はJRの石岡駅でそこからバスとなる。バスでのアクセス、よくあるご質問 交通・アクセス、石岡方面のバス情報(茨城空港) |
おまけ:スーツケースを事前に送って身軽に移動しよう
- 乳児連れだと荷物も増えがちだが、列車で空港に行く場合、泣き声やおむつ交換のために途中駅で下車する必要があるかもしれない。その時、荷物が多いと乗り降りもしにくい。
- そう言う場合は、宿泊先に荷物を事前に送ると良い。
- ヤマト運輸の場合、たとえば北海道だと140サイズで往復4376円、160サイズで往復4816円となる。往復宅急便、スーツケース・キャリーバッグは、送れますか?(ヤマト運輸)
- 佐川急便の場合、専用カバー220円を使うと140サイズで送れるので、北海道だと片道2288円となる。輸送料金(佐川急便)
- 日本郵便の場合、140サイズだと片道2260円、160サイズだと片道2490円となる。ゆうパックの運賃・料金計算(日本郵便)
- 持ち込みやスマホ利用など各種割引を受けると2000円程度になることも。LCCを使う場合は預け荷物が有料なので、それがかからなくなると費用面のデメリットもほとんどなくなる。
まとめ(再掲)
- 乳児連れの場合、空港への移動の際も泣き声とおむつ交換への対応が求められる。
- 車を使うならどの空港でも問題ないが、北関東から那覇や新千歳などに行くなら茨城がおすすめ。
- 列車を使うなら品川・浜松町から13分、横浜から18分の羽田が良いし、特急が乗り入れている成田も候補になるだろう。