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- 関東から北海道に旅行するには飛行機、新幹線、フェリー、車といろいろな交通手段がある。
- 乳児連れの場合、泣き声とおむつ交換への対応が求められる。
- 多少の制約を許容できるなら飛行機、日程や予算に余裕があるなら新幹線やフェリーが良いだろう。
乳児連れで気を付けること
- 乳児連れの旅行では、泣き声とおむつ交換に配慮しなくてはならない。
- 温度変化への対応も必要だが、公共交通機関であれば暑いことより寒いことが多いので、着せる服で調整できる。
- 泣き声はあやす場所がないとどうしようもないし、おむつ交換も臭いがするので交換する場所が必要だ。
交通手段の一覧
- 関東から北海道への交通手段を以下に示す。
- 東京駅から札幌駅まで、大人2人+乳児1人の移動を想定して、片道の所要時間と往復の費用を試算した。
手段 | 泣き声 | おむつ | 時間 | 費用 |
飛行機 | △ | 〇 | 4時間 | 6万円~ |
新幹線 | 〇 | 〇 | 8時間 | 10万円~ |
フェリー | 〇 | 〇 | 24時間 | 10万円~ |
車 | 〇 | 〇 | 32時間 | 10万円~ |
高速バス | × | × | 24時間 | 5.5万円~ |
関東から北海道への交通手段一覧(管理人作成)
飛行機の場合
- 飛行機を使う場合、①空港へのアクセス、②飛行中、③空港から札幌駅へのアクセスを考える必要がある。
- ①空港へのアクセスだが、比較表では東京駅から羽田空港を想定した。東京駅からは列車で30~40分ほどと乗車時間は短いので乳児連れでも心配はない。実際の出発地次第では移動時間も長くなるので車移動とか、成田空港や茨城空港の利用も検討すると良い。
- ②飛行中だが、泣き出した場合はトイレの前であやすこともできなくはないが、席から離れられない時間帯もある。1時間半程度の飛行時間とはいえ、周りに迷惑をかけるかもしれないのがデメリット。
- ③空港から札幌駅へのアクセスは列車が良い。列車なら泣き声やおむつ交換があってもいざとなれば途中駅で下車できる。バスだとそういう逃げ場がないので避けたい。
- 費用は、航空券が早割などで1.3万円、空港へのアクセス0.1万円、空港からのアクセスが0.1万円で、大人1人片道1.5万円で試算した。
新幹線の場合
- 新幹線を使う場合、デッキがあるので泣き声の心配は飛行機より少ない。
- ただし北海道新幹線は函館までしか開通しておらず、函館から札幌までは特急を乗り継ぐ必要があり、トータルで8時間かかってしまう。
- 乳児連れで8時間の移動が厳しいなら、日程と予算が許せば函館で観光がてらに1泊してから札幌に向かうのも良い。
- 費用はえきねっとにて早割で購入し、函館まで1.7万円、札幌まで0.8万円で、大人一人片道2.5万円で試算した。
フェリーの場合
- フェリーを使う場合、①港へのアクセス、②航行中、③港から札幌駅へのアクセスを考える必要がある。
- ①港へのアクセスだが、比較表では茨城県の大洗港を想定した。東京から水戸まではJRの特急があるので、泣き声とおむつ交換の心配は少ない。
- ②航行中だが、フェリーには個室もあるので泣き声とおむつ交換の心配は少ない。
- ただし船酔いの懸念はあり、揺れは天候次第。「台風接近時や、冬季の太平洋ではどうしても大きな揺れが発生しやすくなります。」「船酔い回避策」はプロに訊け!(商船三井)後述する費用からすると新幹線と変わらないので、フェリーを使いたい理由がなければあえて選択しなくてもよいだろう。
- ③港から札幌駅へのアクセスは列車が良い。飛行機で新千歳空港に到着した場合と同様。
- 費用は、フェリーは日程によって金額が異なるが個室利用で1.9万円、大洗港まで0.4万円、苫小牧港から札幌駅まで0.2万円で、大人一人片道2.5万円で試算した。
車の場合
- 車の場合、青函トンネルは列車しか通れないのでフェリーを使う必要があり、①港へのアクセス、②航行中、③港から札幌駅へのアクセスを考える必要がある。
- ①港へのアクセスは、フェリーの乗船時間が最も短くなる青森県の大間港を想定した。車なので泣き声とおむつ交換の心配はない。
- ただし東京から大間港までは820km(高速代は1.5万円)ある。高速道路を使っても10時間はかかってしまう。好きなタイミングで休憩ができるとはいえ、乳児連れで10時間以上の移動が厳しいなら、途中、たとえば仙台あたりで1泊してから大間に向かうのも良い。
- ②フェリーは、泣き声とおむつ交換の心配は少ない。また大間~函館だと1時間半程度の乗船時間なのでスタンダード席でも十分。
- ③札幌駅へのアクセスは、一般道を想定した240kmで4時間半ほど。東京から函館港までの疲れに応じて休憩をとる必要がある。
- 移動時間は、乗車時間16時間、休憩6時間、1泊10時間、片道32時間で試算した。
- 費用は、大間港までの高速代1.5万円、カーフェリーが海割ドライブプラス(津軽海峡フェリー)で1.4万円、ガソリン代は1,060kmを10円/kmとして1.1万円で、途中の宿泊素泊まり1万円、車1台片道5万円で試算した。
高速バスの場合
- 手段の一つとして一覧には入れたが、泣き声、おむつ交換ともに対応が難しいためおすすめしない。
- 費用は、東京から青森港が0.6万円、函館港までのフェリーが0.3万円、札幌までが0.5万円で、大人一人片道1.4万円で試算した。
おまけ:CO2排出量の抑制面では新幹線やフェリーがおすすめ
まとめ(再掲)
- 関東から北海道に旅行するには飛行機、新幹線、フェリー、車といろいろな交通手段がある。
- 乳児連れの場合、泣き声とおむつ交換への対応が求められる。
- 多少の制約を許容できるなら飛行機、日程や予算に余裕があるなら新幹線やフェリーが良いだろう。
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