子どもを連れて箱根の景色と乗り物を楽しもう

  • 箱根は景色と乗り物を同時に楽しめるところ、大涌谷、駒ヶ岳、芦ノ湖などがあり、子連れでも楽しみやすい。
  • 車だけでなく、いろいろな乗り物、ロープウェイ、遊覧船、バスなどでもアクセスできる。
  • 箱根のりものパスLite箱根旅助けといったフリー切符を使えばお得に回れる。

大涌谷

  • 車でもアクセスできるが、ロープウェイで早雲山~大涌谷間を利用すると大涌谷を見下ろせる。またハイシーズンは大涌谷への道路が渋滞することがある。そこで、早雲山駅の無料駐車場に止めてロープウェイを一区間だけ利用し、復路は安価なバスの利用もあり。
  • 早雲山~大涌谷間の乗車にこだわらなければ、姥子駅、桃源台駅(1000円)、桃源台(駅近)の駐車場に止めて大涌谷と往復するのもあり。
  • 以下に大涌谷へのアクセス一覧を示す。
手段料金備考
箱根ロープウェイ950円(早雲山~)
950円(姥子~)
1250円(桃源台港~)
往復割引あり(200円オフ~)
伊豆箱根バス湖尻・箱根園線430円(小涌園~)
320円(早雲山駅入口~)
210円(姥子~)
350円(湖尻~)
530円(駐車場)
ハイキング0円※※2022年7月時点で通行止※※
30分:姥子駅(船見岩)~大涌谷延命地蔵下
大涌谷へのアクセス(管理人作成)

駒ヶ岳・箱根園

  • 駒ヶ岳の山頂に行くにはロープウェイを利用する。
手段料金備考
箱根駒ヶ岳ロープウェイ1800円(往復)芦ノ湖遊覧船とのセット割引あり(410円オフ)
HISで割引クーポンあり(360円オフ)
EPARKで割引チケットあり(400円オフ)
ハイキング0円※※2022年7月時点で通行止※※
140分:大涌谷登山口~
駒ヶ岳山頂へのアクセス(管理人作成)
  • ロープウェイの山麓の箱根園駅には、元箱根や箱根関所跡から遊覧船でもアクセスできる。往路は遊覧船を利用し、復路は安価なバスの利用もあり。
  • 箱根園駅へのアクセスを以下に示す。
手段料金備考
箱根芦ノ湖遊覧船780円(元箱根・関所跡~)往復割引あり(80円オフ)
ロープウェイとのセット割引あり(410円オフ)
小田急ハイウェイバス箱根線・山内シャトル便460円(桃源台駅~)
430円(湖尻~)
本数少ない
伊豆箱根バス湖尻・箱根園線430円(湖尻~)
伊豆箱根バス国道・箱根園線350円(元箱根~)
440円(箱根関所跡~)
本数少ない
1000円(駐車場)
箱根園駅へのアクセス(管理人作成)

芦ノ湖(元箱根)

  • 芦ノ湖に行くには、大涌谷方面からロープウェイまたはバスで桃源台・湖尻へ、小涌谷方面からバスで元箱根・箱根関所跡・箱根町港へ行く手段がある。
  • もちろん車でもアクセスでき、無料駐車場もいくつかある。
  • 小涌谷方面からのアクセスを以下にまとめる。(大涌谷方面からのアクセスは前述のとおり)
手段料金備考
箱根登山バス箱根町線530円(小涌園~元箱根港)
600円(小涌園~箱根町港)
伊豆箱根バス国道・箱根園線530円(小涌園~元箱根)本数少ない
伊豆箱根バス箱根・関所線530円(小涌園~元箱根)
600円(小涌園~箱根関所跡)
0円(箱根神社駐車場)
0円(P2A 第二鳥居駐車場A)
0円(P2B 第二鳥居駐車場B)
0円(P3 元箱根観光駐車場)
0円(P4 八丁駐車場)
0円(P9 箱根町支所下駐車場)
500円※(箱根関所旅物語駐車場)
0円(箱根町港駐車場)
※平日無料
芦ノ湖(元箱根)へのアクセス(管理人作成)

フリー切符:箱根のりものパスLite

  • 車で箱根に来たとしても、大涌谷をロープウェイで見下ろしたり、海賊船に乗ったりするならお得な切符である。時計回りに箱根を一周することができる。
  • 大涌谷で途中下車する1周ルートで通常は4560円(小涌谷駅~元箱根港590円、元箱根港~桃源台港1200円、桃源台駅~大涌谷駅1250円、大涌谷で途中下車、大涌谷駅~早雲山駅950円、早雲山駅~強羅駅430円、強羅駅~小涌谷駅140円)。箱根強羅公園(ウェブ限定クーポンで500円)にも行く予定ならさらにお得。
  • ただし駒ヶ岳ロープウェイは対象外。
フリー対象箱根ロープウェイ、箱根海賊船、箱根登山ケーブルカー、箱根登山電車、箱根登山バス、箱根強羅公園 ※のりものは対象区間と乗車方向に制限あり
期間1日間
料金3800円
箱根のりものパスLiteの概要(管理人作成)

フリー切符:箱根旅助け

  • 車で箱根に来たとしても、駒ヶ岳ロープウェイで駒ヶ岳に上ったり、芦ノ湖遊覧船に乗ったりするならお得な切符である。バスでのアクセスになるが大涌谷にも行ける(箱根ロープウェイは対象外)。
  • 駒ヶ岳に寄りつつ大涌谷で途中下車する1周ルートは3740円(小涌園~元箱根530円、元箱根港~箱根園港780円、箱根園駅~駒ヶ岳山頂駅~箱根園駅1400円※割引想定、箱根園~大涌谷600円、大涌谷~小涌園430円)。箱根水族館(割引クーポン利用で1200円)にも行く予定ならさらにお得。
  • 期間が二日間あるので、熱海、湯河原、小田原に足を延ばすことも可能。
フリー対象駒ヶ岳ロープウェイ、芦ノ湖遊覧船、伊豆箱根バス、箱根水族館(1日のみ)など
期間2日間
料金3000円
箱根旅助けの概要(管理人作成)

まとめ(再掲)

  • 箱根は景色と乗り物を同時に楽しめるところ、大涌谷、駒ヶ岳、芦ノ湖などがあり、子連れでも楽しみやすい。
  • 車だけでなく、いろいろな乗り物、ロープウェイ、遊覧船、バスなどでもアクセスできる。
  • 箱根のりものパスLite箱根旅助けといったフリー切符を使えばお得に回れる。

【編集履歴】

  • 2022/08/01:誤字訂正

特急を乗り継いだり直通グリーン車を使ったりして関東を縦断しよう

  • 子連れの列車移動の負担を減らすために、特急やグリーン車を活用したい。
  • 栃木や群馬と神奈川の列車移動は、JR東日本の湘南新宿ラインや上野東京ラインなどが直通しているが、行楽地まではJRもしくは私鉄の特急しか乗り入れていない場合がある。
  • 新宿や北千住で乗り継ぐと特急やグリーン車を使って関東を縦断できる。

箱根へのアクセス

  • 箱根湯本に小田急のロマンスカーが乗り入れている。
  • 始発駅は新宿と北千住の二つある。ただし北千住発は本数が限られる。また途中駅の小田原でJR東日本の普通列車グリーン車から乗り継ぐこともできるが、小田原から箱根湯本は4駅17分程度なのでその間は在来線でもよいかもしれない。
  • ロマンスカーに乗り継げる特急と普通列車グリーン車を以下にピックアップした。
乗換駅鉄道会社列車備考
新宿JR東日本/東武日光・きぬがわスペーシアきぬがわ
新宿JR東日本湘南新宿ライン普通列車グリーン車
西武新宿/新宿西武特急レッドアロー(小江戸)
新宿三丁目/新宿西武/東京メトロS-TRAIN土日祝のみ
北千住東武リバティりょうもう・りょうもう
北千住JR東日本常磐線普通列車グリーン車
小田原JR東日本湘南新宿ライン・東海道線普通列車グリーン車
ロマンスカーに乗り継げる特急等(管理人作成)
  • JR東日本の特急は多いものの、通勤用だったり時間帯がよくなかったりで、箱根へのアクセスに利用できる特急は限られる。
  • スワローあかぎは、平日朝の新宿着しかなく、通勤客が多いと思われるため子供を連れた行楽には適さない。また帰りに使う新宿発の列車がない。
  • 成田エクスプレスは、成田発新宿着が夜しかない。(新宿発は朝から夜まである)
  • 新宿わかしお/新宿さざなみは、土日祝の千葉方面発⇒新宿着が夕方のみ、新宿発⇒千葉方面着が朝しかない。
  • ひたち/ときわは、北千住に停車せず通過してしまう。

湘南・鎌倉へのアクセス

  • 湘南・鎌倉にはアクセス手段がいくつかある。
  • まずは小田急のロマンスカーで江の島の最寄り駅である片瀬江ノ島や、江ノ電の始発駅である藤沢に行く方法。この場合、箱根に行く場合と同様に新宿または北千住で乗り換えることになる。詳細は箱根へのアクセスを参照。
  • 次にJR東日本の成田エクスプレスに千葉、東京、品川で乗り換えて、大船に行く方法がある。大船駅は、湘南モノレールの始発駅、東海道線で藤沢の隣駅、横須賀線で北鎌倉の隣駅である。ただし、普通列車グリーン車が群馬、栃木、千葉から藤沢、大船、鎌倉に直通しているので、グリーン車でも十分かもしれない。

日光へのアクセス

  • 日光へはJR東日本/東武の日光、東武のリバティけごん/けごんが東武日光駅に乗り入れている。
  • 始発駅は新宿と浅草である。新宿発の特急日光はJR東日本の普通列車グリーン車から大宮などの途中駅でも乗り継ぐことができる。浅草発のけごん等の方は特急が乗り入れている北千住で乗り継ぐことができる。
  • 日光行の特急に乗り継げる特急と普通列車グリーン車を以下にピックアップした。
乗換駅鉄道会社列車備考
新宿小田急ロマンスカー
新宿~大宮JR東日本湘南新宿ライン普通列車グリーン車
大宮JR東日本高崎線・宇都宮線普通列車グリーン車
北千住小田急ロマンスカー
東武日光行の特急に乗り継げる特急等(管理人作成)

草津へのアクセス

  • 草津へはJR東日本が特急草津で最寄り駅の長野原草津口に乗り入れている。
  • 始発駅は上野である。JR東日本の普通列車グリーン車から途中駅で乗り継ぐことができる。特急の方は途中駅含めて乗り継げるのはない。
  • 草津行の特急に乗り継げる普通列車グリーン車をピックアップした。
乗換駅鉄道会社列車備考
上野~新前橋JR東日本高崎線・宇都宮線普通列車グリーン車
赤羽~新前橋JR東日本湘南新宿ライン普通列車グリーン車
特急草津に乗り継げる普通列車グリーン車(管理人作成)

まとめ(再掲)

  • 子連れの列車移動の負担を減らすために、特急やグリーン車を活用したい。
  • 栃木や群馬と神奈川の列車移動は、JR東日本の湘南新宿ラインや上野東京ラインなどが直通しているが、行楽地まではJRもしくは私鉄の特急しか乗り入れていない場合がある。
  • 新宿や北千住で乗り継ぐと特急やグリーン車を使って関東を縦断できる。

乳児を連れて日光のホテルに宿泊しよう

エリア施設名乳児対応
市街日光金谷ホテルベビーコット貸出(2420円)
市街ふふ 日光ベビーベッド等貸出
中禅寺湖中善寺金谷ホテルお子様とご利用いただけるプランをご用意」(詳細不明)
中禅寺湖ザ・リッツカールトン 日光ベビーベッドをご用意
奥日光湯元休暇村 日光湯元お子様向けアイテム貸出(ベビーベッドなし)
乳児対応していると思われる日光のホテル一覧(管理人作成)
  • 箱根と異なり、ホームページでベビー用品の貸し出しなどを記載している宿泊施設は少なかった。ファミリー層向けは鬼怒川温泉の方が多いかもしれない。

乳児を連れて箱根のホテルに宿泊しよう

施設名駅・バス停乳児対応
箱根小涌園 天悠強羅+巡回バスベビーベッド等貸出(3300円)
ふふ箱根強羅+送迎車ベッドガード等貸出
ハイアットリージェンシー箱根リゾート&スパ強羅+シャトルバスベビーベッド貸出
季の湯 雪月花強羅お子様歓迎プランあり
箱根 ゆとわ強羅ベビーベッド等貸出
ホテルマロウド箱根公園上ベビーセット等貸出(2500円)
ラフォーレ倶楽部 箱根強羅 湯の棲中強羅ウェルカムベビープランあり、ベビーベッド貸出(1210円)
強羅にごりの湯宿 のうのう箱根早雲山ファミリープランあり
箱根・翠松園小涌谷+送迎車ベビーベッド等貸出
富士屋ホテル宮ノ下ベビーベッド貸出
ホテルグリーンプラザ箱根姥子赤ちゃんプランあり
箱根・芦ノ湖 はなをり桃源台ベビーベッド等貸出
姥子温泉 芦ノ湖一の湯桃源台ウェルカムベビープランあり
ザ・プリンス 箱根芦ノ湖箱根 駒ヶ岳ロープウェイ箱根園ベビーベッド貸出
箱根ホテル箱根ホテル前ベビーベッド貸出
山のホテル元箱根港+送迎バスベビーベッド貸出(4000円)
和心亭豊月元箱根港+送迎赤ちゃんグッズ貸出
箱根仙石原プリンスホテル仙石高原ベビーベッド貸出
仙石高原 大箱根一の湯仙石高原ウェルカムベビープランあり
ススキの原 一の湯台ヶ岳ウェルカムベビープランあり
仙郷楼仙郷楼前赤ちゃんプランあり
仙石原品の木一の湯 本棟/別邸品の木・箱根ハイランドホテルウェルカムベビープランあり
箱根ハイランドホテル品の木・箱根ハイランドホテルベビーベッド貸出(4000円)
鶴井の宿 紫雲荘塔ノ沢ベビーグッズ貸出
塔ノ沢 一の湯新館塔ノ沢ウェルカムベビープランあり
湯本富士屋ホテル箱根湯本ベビーコット貸出(4800円/泊)
ホテルおかだ箱根湯本+共同バスベビーベッド等貸出(1100円/日)
箱根湯本温泉 湯さか荘箱根湯本+共同バス赤ちゃんプランあり
雉子亭 豊栄荘箱根湯本+共同バスウェルカムベビーのお宿
一の湯グループ箱根路開運箱根湯本+共同バスウェルカムベビープランあり
ヒルトン小田原リゾート&スパ根府川+シャトルバスベビーベッド貸出
乳児対応していると思われる箱根のホテル一覧(管理人作成)

【編集履歴】

  • 2022/07/27:ラフォーレ倶楽部 箱根強羅 湯の棲にベビーベッド情報を追加
  • 2022/07/22:一の湯グループ箱根路開運を追加

乳児を連れて湘南のホテルに宿泊しよう(宿泊記録あり)

  • 乳児連れの宿泊はミルク、おむつ、入浴などの準備もあるが、ホテル側に対応や設備を求める部分もある。
  • 夜泣きしても影響が小さくなるような部屋の割り当てや、部屋自体が隣の部屋に音を伝えにくいレイアウトになっているとか高い防音性能があるとかが望ましいが、そういう情報は入手しにくい。
  • そこで乳児の受け入れを想定しているかどうかを、ファミリー用の部屋を用意しているかどうか、ベビーベッドの貸し出しがあるかで調査した。
施設名乳児対応
鎌倉ホテルメトロポリタン鎌倉鎌倉ベビーベッド貸出
鎌倉鎌倉プリンスホテル七里ヶ浜ベビーベッド貸出
鎌倉鎌倉パークホテル長谷ベビーベッド貸出(3300円/泊)
鎌倉KKR鎌倉わかみや由比ヶ浜ウェルカムベビー認定ルームあり
鎌倉ホテルメッツかまくら大船大船ベビーベッド・ベビーシャンプー等の貸出
藤沢第一イン湘南辻堂ベビーベッド貸出(DXツインのみ)
藤沢PLAZA annex湘南台添い寝用ワイドキングベッドルームあり
平塚ホテルサンライフガーデン平塚ベビーベッド貸出
乳児対応していると思われる湘南のホテル一覧(管理人作成)

「ホテルメッツかまくら大船」に泊まってみた

ホテルメッツかまくら大船のベビーベッド(管理人撮影)

「PLAZA annex」に泊まってみた

PLAZA annexのワイドキングルームのベッド(管理人撮影)
  • PLAZA annexは、添い寝に適したワイドキングベッドルームに泊まってみた。シングルとセミダブルを連結させているので、乳児を寝かせるには十分な広さがあった。
  • 乳児連れにうれしい設備としては、室内に流し台があった。ミルクを作ったり哺乳瓶を洗ったりがしやすい。残念なところとしては、部屋に湯船がなくシャワーしかないためお風呂を入れるのは手間がかかった。

【編集履歴】

  • 2022/09/21 ホテルメッツかまくら大船、PLAZA annexの宿泊情報を追記。
  • 2022/06/16 ホテルメトロポリタン鎌倉、ホテルサンライフガーデンを追記。PLAZA annexのワイドキングルームの予約が公式サイトのみではなかったので修正。

乳児を連れて関東の空港から旅行しよう

  • 乳児連れの場合、空港への移動の際も泣き声とおむつ交換への対応が求められる。
  • 車を使うならどの空港でも問題ないが、北関東から那覇や新千歳などに行くなら茨城がおすすめ。
  • 列車を使うなら品川・浜松町から13分、横浜から18分の羽田が良いし、特急が乗り入れている成田も候補になるだろう。

乳児連れで気を付けること

空港比較

  • 関東の羽田、成田、茨城の3空港を2022年6月時点の情報でまとめる。
  • 航空会社と就航都市はいずれも国内線のみ。
空港航空会社就航都市駐車場乗り入れ列車
羽田7491530円/日東京モノレール、京急
成田5201570円/日京成スカイライナー、成田エクスプレス
茨城140円乗り入れなし
関東の空港一覧(管理人作成)

羽田空港

  • 目的地に就航しているのが羽田発しかないなら選択の余地はない。
  • 他の空港からも就航しているとしても、都心から近いのは便利。
  • 列車で空港に行く人に特におすすめ。
項目評価詳細
航空会社数は多いものの、LCCが乗り入れていないため、運賃が高め。
就航都市最も多くの都市に就航している。
車のアクセス空港内駐車場は有料で通常期1530円/日から。周辺駐車場は1000円程度から。
列車のアクセスおむつ交換台付の列車は乗り入れていないが、品川・浜松町から13分、横浜から18分と都心から近いので大きな問題ではない。
品川や横浜までが遠い場合は、JRの在来線特急常磐線特急(ひたち・ときわ)、成田エクスプレス、踊り子・湘南などを使うのが良い。
路線や本数が多いJRの普通列車グリーン車も考えられるが、おむつ交換台のあるトイレがないので、いざという時は途中駅で下車する必要がある。ちなみにSuicaグリーン券を使うと「1枚のグリーン券で2つの列車のグリーン車を乗り継ぐ場合は、改札口を出ずに同一方向であれば可能です。」グリーン車Suicaシステムをご利用に際してのご注意(JR東日本)
羽田空港の詳細(管理人作成)

成田空港

  • LCCが乗り入れているので航空運賃を抑えやすい。
  • 列車でアクセスする場合は、空港まで特急が乗り入れているのが良い。ただし特急料金はかかってしまう。
  • 車で空港に行く人におすすめ。
項目評価詳細
航空会社LCCも乗り入れているため、安い航空券を入手できる可能性がある。
ただしLCCは運賃以外の追加費用として2,500円~3,300円/人を考慮する必要がある。空港使用料が約700円/人、支払手数料が約600円/人、預け荷物が約1800円/20kg、座席指定が約600円/人、幼児料金が0~約1500円(ピーチは0円、ジェットスターは有料)、預け荷物と座席指定は夫婦のうち一人分だけで試算。
就航都市羽田より少ないものの20都市に就航している。
車のアクセス空港内駐車場は有料で1570円/日。周辺駐車場は日数にもよるが500円程度から。
列車のアクセス京成スカイライナーが京成上野や日暮里(2,557円)から、成田エクスプレスが東京(2,872円)が乗り入れている。成田エクスプレスは東京西部の八王子や神奈川東部の大船からも直通あり。
成田空港の詳細(管理人作成)

茨城空港

  • LCCではないがスカイマークも運賃を抑えやすい。
  • 目的地が就航都市と重なっていて、北関東から車で空港に行く人におすすめ。
項目評価詳細
航空会社×航空会社はスカイマークのみ。運賃はJALやANAより安くLCCよりは高い。LCCと異なり運賃以外の追加費用がないため、LCCとトータル費用で大きな差はない。
就航都市×就航都市は那覇、福岡、神戸、新千歳のみ。
車のアクセス空港内駐車場は無料で利用できる。
列車のアクセス×列車ではアクセスできない。最寄り駅はJRの石岡駅でそこからバスとなる。バスでのアクセスよくあるご質問 交通・アクセス石岡方面のバス情報(茨城空港)
茨城空港の詳細(管理人作成)

おまけ:スーツケースを事前に送って身軽に移動しよう

  • 乳児連れだと荷物も増えがちだが、列車で空港に行く場合、泣き声やおむつ交換のために途中駅で下車する必要があるかもしれない。その時、荷物が多いと乗り降りもしにくい。
  • そう言う場合は、宿泊先に荷物を事前に送ると良い。
  • ヤマト運輸の場合、たとえば北海道だと140サイズで往復4376円、160サイズで往復4816円となる。往復宅急便スーツケース・キャリーバッグは、送れますか?(ヤマト運輸)
  • 佐川急便の場合、専用カバー220円を使うと140サイズで送れるので、北海道だと片道2288円となる。輸送料金(佐川急便)
  • 日本郵便の場合、140サイズだと片道2260円、160サイズだと片道2490円となる。ゆうパックの運賃・料金計算(日本郵便)
  • 持ち込みやスマホ利用など各種割引を受けると2000円程度になることも。LCCを使う場合は預け荷物が有料なので、それがかからなくなると費用面のデメリットもほとんどなくなる。

まとめ(再掲)

  • 乳児連れの場合、空港への移動の際も泣き声とおむつ交換への対応が求められる。
  • 車を使うならどの空港でも問題ないが、北関東から那覇や新千歳などに行くなら茨城がおすすめ。
  • 列車を使うなら品川・浜松町から13分、横浜から18分の羽田が良いし、特急が乗り入れている成田も候補になるだろう。

乳児を連れて関東から北海道に旅行しよう(交通手段)

  • 関東から北海道に旅行するには飛行機、新幹線、フェリー、車といろいろな交通手段がある。
  • 乳児連れの場合、泣き声とおむつ交換への対応が求められる。
  • 多少の制約を許容できるなら飛行機、日程や予算に余裕があるなら新幹線やフェリーが良いだろう。

乳児連れで気を付けること

  • 乳児連れの旅行では、泣き声とおむつ交換に配慮しなくてはならない。
  • 温度変化への対応も必要だが、公共交通機関であれば暑いことより寒いことが多いので、着せる服で調整できる。
  • 泣き声はあやす場所がないとどうしようもないし、おむつ交換も臭いがするので交換する場所が必要だ。

交通手段の一覧

  • 関東から北海道への交通手段を以下に示す。
  • 東京駅から札幌駅まで、大人2人+乳児1人の移動を想定して、片道の所要時間と往復の費用を試算した。
手段泣き声おむつ時間費用
飛行機4時間6万円~
新幹線8時間10万円~
フェリー24時間10万円~
32時間10万円~
高速バス××24時間5.5万円~
関東から北海道への交通手段一覧(管理人作成)

飛行機の場合

  • 飛行機を使う場合、①空港へのアクセス、②飛行中、③空港から札幌駅へのアクセスを考える必要がある。
  • ①空港へのアクセスだが、比較表では東京駅から羽田空港を想定した。東京駅からは列車で30~40分ほどと乗車時間は短いので乳児連れでも心配はない。実際の出発地次第では移動時間も長くなるので車移動とか、成田空港や茨城空港の利用も検討すると良い。
  • ②飛行中だが、泣き出した場合はトイレの前であやすこともできなくはないが、席から離れられない時間帯もある。1時間半程度の飛行時間とはいえ、周りに迷惑をかけるかもしれないのがデメリット。
  • ③空港から札幌駅へのアクセスは列車が良い。列車なら泣き声やおむつ交換があってもいざとなれば途中駅で下車できる。バスだとそういう逃げ場がないので避けたい。
  • 費用は、航空券が早割などで1.3万円、空港へのアクセス0.1万円、空港からのアクセスが0.1万円で、大人1人片道1.5万円で試算した。

新幹線の場合

  • 新幹線を使う場合、デッキがあるので泣き声の心配は飛行機より少ない。
  • ただし北海道新幹線は函館までしか開通しておらず、函館から札幌までは特急を乗り継ぐ必要があり、トータルで8時間かかってしまう。
  • 乳児連れで8時間の移動が厳しいなら、日程と予算が許せば函館で観光がてらに1泊してから札幌に向かうのも良い。
  • 費用はえきねっとにて早割で購入し、函館まで1.7万円、札幌まで0.8万円で、大人一人片道2.5万円で試算した。

フェリーの場合

  • フェリーを使う場合、①港へのアクセス、②航行中、③港から札幌駅へのアクセスを考える必要がある。
  • ①港へのアクセスだが、比較表では茨城県の大洗港を想定した。東京から水戸まではJRの特急があるので、泣き声とおむつ交換の心配は少ない。
  • ②航行中だが、フェリーには個室もあるので泣き声とおむつ交換の心配は少ない。
  • ただし船酔いの懸念はあり、揺れは天候次第。「台風接近時や、冬季の太平洋ではどうしても大きな揺れが発生しやすくなります。」「船酔い回避策」はプロに訊け!(商船三井)後述する費用からすると新幹線と変わらないので、フェリーを使いたい理由がなければあえて選択しなくてもよいだろう。
  • 港から札幌駅へのアクセスは列車が良い。飛行機で新千歳空港に到着した場合と同様。
  • 費用は、フェリーは日程によって金額が異なるが個室利用で1.9万円、大洗港まで0.4万円、苫小牧港から札幌駅まで0.2万円で、大人一人片道2.5万円で試算した。

車の場合

  • 車の場合、青函トンネルは列車しか通れないのでフェリーを使う必要があり、①港へのアクセス、②航行中、③港から札幌駅へのアクセスを考える必要がある。
  • ①港へのアクセスは、フェリーの乗船時間が最も短くなる青森県の大間港を想定した。車なので泣き声とおむつ交換の心配はない。
  • ただし東京から大間港までは820km(高速代は1.5万円)ある。高速道路を使っても10時間はかかってしまう。好きなタイミングで休憩ができるとはいえ、乳児連れで10時間以上の移動が厳しいなら、途中、たとえば仙台あたりで1泊してから大間に向かうのも良い。
  • ②フェリーは、泣き声とおむつ交換の心配は少ない。また大間~函館だと1時間半程度の乗船時間なのでスタンダード席でも十分。
  • ③札幌駅へのアクセスは、一般道を想定した240kmで4時間半ほど。東京から函館港までの疲れに応じて休憩をとる必要がある。
  • 移動時間は、乗車時間16時間、休憩6時間、1泊10時間、片道32時間で試算した。
  • 費用は、大間港までの高速代1.5万円、カーフェリーが海割ドライブプラス(津軽海峡フェリー)で1.4万円、ガソリン代は1,060kmを10円/kmとして1.1万円で、途中の宿泊素泊まり1万円、車1台片道5万円で試算した。

高速バスの場合

  • 手段の一つとして一覧には入れたが、泣き声、おむつ交換ともに対応が難しいためおすすめしない。
  • 費用は、東京から青森港が0.6万円、函館港までのフェリーが0.3万円、札幌までが0.5万円で、大人一人片道1.4万円で試算した。

おまけ:CO2排出量の抑制面では新幹線やフェリーがおすすめ

まとめ(再掲)

  • 関東から北海道に旅行するには飛行機、新幹線、フェリー、車といろいろな交通手段がある。
  • 乳児連れの場合、泣き声とおむつ交換への対応が求められる。
  • 多少の制約を許容できるなら飛行機、日程や予算に余裕があるなら新幹線やフェリーが良いだろう。

長期滞在するなら行政施策や株主優待などを活用しよう

  • 短期の旅行と異なり、長期の旅行となると宿泊費の負担が大きくなる。
  • 宿泊費を抑えるには、Go To トラベルのような国の施策、株主優待による割引、長期滞在用のサブスク利用などを検討しよう。
  • もし移住先を探しているなら、自治体が実施しているお試し移住事業に申し込むのも良いだろう。

Go To トラベルを利用

  • 期間限定の施策と思われるGoToトラベルだが、使えるうちは候補になるだろう。
  • 1予約で7泊まで使えるので、それ以上の長期滞在には複数予約に分ける必要があるだろう。※2020年10月時点の情報なので再開後どうなるかは不明。Go To トラベル事業における泊数制限の導入について
  • Go To トラベルの再開時期は2020年4月時点では未定であるものの、割引率30%、クーポンが平日3,000円、休日1,000円というのは公開されている。GoToトラベル旅行者向け公式サイト
  • たとえば、一人一泊10,000円の宿に夫婦二人で7日間連泊し、クーポンは土日を休日扱いとするとすると、宿泊費9.8万円(10,000×2人×7泊×(100%-30%))に、クーポンが1.7万円(3,000×5泊+1,000×2泊)ついてくる。つまり14,000円/泊に2,428円/泊のクーポンがついてくる。二人で20,000円/泊で探せば食事付きプランもあるので選択の幅が広い。

株主優待を利用

  • 株主優待を使うと割引料金で宿泊できる場合がある。
  • 株主優待を入手するには株を購入して判定基準月を待つか、フリマアプリや金券ショップで購入するか。前者は時間がかかるし、後者は株主本人しか使えないものがあるので注意。
コード法人名対象ホテル優待基準月(適用期間)備考
3244サムティエスペリアホテルなど無料宿泊11(3~2)株主様ご本人及びそのご家族様がご利用いただけます」FAQ
3289東急不動産HDホテルハーヴェストなど優待料金3(6~1)
9(12~8)
ツイン12,100~17,600円/泊で利用可
3463いちごホテルリートコンフォートホテルなど優待料金1(5~3)
7(11~9)
3476みらいコンフォートホテルなど基本料金の約30~40%オフ4(7~6)
10(1~12)
4681リゾートトラストホテルトラスティ30~50%オフ3(7~6)株主優待の「インターネット等により第三者へ売買する行為は、個人情報等の不正利用防止に鑑み、禁止FAQ
4691ワシントンホテルワシントンホテルプラザなど20%オフ3(7~6)例:ツイン素泊まりが12,600円だとすると10,080円
8591オリックスハイアットやヒルトンの一部10~15%オフ3(7~)
9(12~)
「株主カードは株主さまご本人以外のご使用を固くお断りいたします」優待ガイド
8850スターツコーポレーションホテルエミオンやホテルルミエールなど20%オフ3(~1)
9(~7)
「各ご優待券は、株主様ご本人及び株主様のご親族のみ、ご利用いただけます」
8963インヴィンシブルマイステイズホテルなど10%オフ(楽天証券)6(10~3)
12(4~9)
8984大和ハウスリートダイワロイネットホテル優待料金2(5~11)
8(11~5)
ツイン朝食付き17,020~19,420円/泊で利用
8985ジャパン・ホテル・リートオリエンタルホテルや、メルキュールホテルなど10%オフ6(10~9)
9202ANA HDインターコンチネンタル、クラウンプラザ、ホリデイ・インなど20%オフ3(6~11)
9(12~5)
ハイクラスホテルが多いので2万円を超えることも
9616共立メンテナンスラビスタなど通常料金の約10~30%オフ3(7~1)
9(12~6)
9713ロイヤルホテルリーガロイヤルホテル正規料金の50%オフ3(6~12)
9(12~7)
優待を使わない方が安いことも
9722藤田観光ワシントンホテル、ホテルグレイスリーなど正規料金の50%オフ6(10~3)
12(4~9)
10,000円前後から利用可(藤田観光グループ施設料金表 2022年度版
宿泊関連の株主優待/投資主優待一覧(管理人作成)

サブスクモデルを利用

  • 東急tsugitsugi。全国173施設を日替わりでも連泊でも利用可能。連続する30泊23万円、ルネッサは2,000円/泊、バケーションズは6,000円/泊の追加。同伴者1名無料。23万円と考えると高いが、土日含めて素泊まり7,667円/泊からと考えるとなかなかお得なプラン。抽選だが13泊11万円プラン、8,462円/泊からもあり。
  • 三井不動産ホテルマネジメントHOTELここだけパス。全国38ホテルのうちの一つに連続14泊以上することでツインを素泊まり4,700~9,500円/泊で利用できる。土日含めて4,700円から利用できると考えるとお得なプラン。利用期間は2022年4月現在で2022年8月10日まで。ちなみにHOTELどこでもパス、日替わりでも連泊でも利用できて、30泊21万円+ホテルランクによって1泊500円~8000円の追加料金するプランもあるが、現在募集なし。

移住先を探しているなら、自治体が用意している移住体験施設を利用

  • もし長期滞在の目的が移住先探しだったら、自治体が用意している移住体験施設の利用も検討しよう。
  • もちろん全ての自治体が用意しているわけではないので、移住候補地が用意していればという幸運があればだが。
  • たとえば2021年の移住先ランキングで1位だったのは静岡県。2021年移住希望地域ランキング公開(ふるさと回帰支援センター)県東部の東伊豆町が運営している体験施設は、一人一日1,500円で利用できる。お試し住宅(お試し移住体験施設)- 予約状況更新 –(東伊豆町)

まとめ(再掲)

  • 短期の旅行と異なり、長期の旅行となると宿泊費の負担が大きくなる。
  • 宿泊費を抑えるには、Go To トラベルのような国の施策、株主優待による割引、長期滞在用のサブスク利用などを検討しよう。
  • もし移住先を探しているなら、自治体が実施しているお試し移住事業に申し込むのも良いだろう。