動きが遅くなったスマホを初期化で再生して長持ちさせよう

Wilfried PohnkeによるPixabayから
  • スマホを長く使っていると、使いはじめの頃より動きが遅くなることがある
  • 不要アプリのアンインストールやデータの削除でメモリの空きを増やしても遅いままのときは、スマホを初期化してみよう
  • バックアップの手間はかかるが、動きが元に戻り、買い換えずとも使い続けられるようになるだろう

スマホが遅くなったと感じたら

Gerd AltmannによるPixabayから

スマホを長く使っていると、使いはじめの頃より遅くなってしまうことがある。スマホを買い換えてしまう前にスマホのメンテナンスをしてみよう。

スマホのメンテナンス

3D Animation Production CompanyによるPixabayから

まずは、不要なアプリの削除と利用頻度の少ないなデータの移行だ。データの移行先は、SDカード、パソコンのハードディスク、クラウドのストレージサービスなどから使いやすいものを選ぼう。そうしてメモリの空き容量を増やしても遅いままの場合は、スマホを初期化してみよう。

初期化の前にバックアップ

Photo MixによるPixabayから

初期化は、購入時の状態に戻すことなので、今使っているデータは全て消えてしまう。スマホに保管されているデータをあげると、写真、音楽、動画、PDFなどの文書ファイル、電話番号やメールアドレスなどの連絡先などだろう。またLINEなどの一部のアプリもスマホにデータが保管されている。

写真、音楽、動画、PDFなどの文書ファイルは、上述のSDカードなどにコピーすればよい。連絡先は例えばAndroidだとGoogleのアカウントに紐付いてクラウドで保管されているとは思うが、心配なら連絡先アプリで連絡先をエクスポート(アプリによって、バックアップとか保存とかいろいろな表現はあると思われる)して、作成されたファイルを同様にコピーしよう。

LINEなどの一部のアプリのバックアップは、各アプリのマニュアルを確認して手順に従ってバックアップしよう。その他アプリでバックアップが必要かどうかは個別に確認せざるを得ないが、アプリを使うときにログインが不要なものは、スマホにデータが保管されている可能性が高い。

最後に忘れがちなのが、格安SIM利用時のネットワーク設定だ。APNの設定などをメモしておかないと、初期化後にインターネット通信ができなかったり不調だったりする。例えば私の環境では、不要なAPN設定を残しておくとLTEの接続が切れやすい問題があった。

初期化の実施

rawpixelによるPixabayから

初期化自体は簡単だ。設定アプリの中にバックアップとリセットのような項目があるので、そこからデータの初期化を実行すれば良い。

初期化後に必要なデータを元に戻したり、アプリを再インストールしたりする必要はあるが、今までの遅さが一変するだろう。スマホを長持ちさせられれば、その分ごみも減るしスマホ買い換え費用の節約にもなるので、ぜひ試してもらいたい

まとめ(再掲)

  • スマホを長く使っていると、使いはじめの頃より動きが遅くなることがある
  • 不要アプリのアンインストールやデータの削除でメモリの空きを増やしても遅いままのときは、スマホを初期化してみよう
  • バックアップの手間はかかるが、動きが元に戻り、買い換えずとも使い続けられるようになるだろう

JR東日本の新幹線代は、買い方を工夫して節約しよう

J.Jさんによる写真ACから
  • JR東日本の新幹線チケットは、いろいろな入手方法がある
  • 利用日まで時間があるなら、えきねっとがお勧めだ。
  • 利用当日の場合は、金券ショップでばら売り回数券や株主優待割引券を購入するのが良いだろう。

JR東日本の新幹線チケットの入手方法はいろいろある

新幹線に乗るには乗車券と特急券が必要だが、それぞれを割引購入したり、セットになった切符を買ったりと、買い方を工夫することで定価より安く入手できることがある。

利用日まで時間がある場合

Andreas LischkaによるPixabayから

えきねっと:~11,350円 ※区間と切符の種類次第

一番のお勧めが、JR東日本のインターネットサービスであるえきねっとでの購入だ。切符は特急券と乗車券がセットになっており、発売数と提供区間に制約があるが、そのぶん割引額も大きい。切符には3種類あり、当日深夜1:40まで購入可能だが割引額が小さい「えきねっとトクだ値」、割引額が大きい代わりに13日前の深夜1:40までに購入する必要がある「お先にトクだ値」、さらに割引額が大きい代わりに区間も限られ20日前の深夜1:40までに購入する必要がある「お先にトクだ値スペシャル」だ。 東京~新函館北斗まではやぶさ通常期の22,690円が、お先にトクだ値スペシャルだと50%オフになる。

週末パス:~2,430円 ※使い方次第でもっとお得に

えきねっとで望みの切符が買えない場合、条件が合えば乗車券が安くなる週末パスが選択肢になる。連続する休日2日間の限定で関東甲信越と南東北が乗り放題になる切符だ。8,730円なので片道4,370円より遠いところを往復する場合、たとえば東京~福島の往復は9,500円なので770円の節約になるし、東北新幹線で最も遠い東京~くりこま高原の往復は13,600円なので4,870円の節約になる。前日までの購入が必要だし、特急券は別途購入する必要がある。

三連休東日本・函館パス:~3,030円 ※使い方次第でもっとお得に

こちらは三連休限定で関東甲信越から函館までが乗り放題になる切符だ。週末パスより目的地が遠い場合は選択肢の一つだ。たとえば、東京~一ノ関の往復は14,680円なので630円の節約になるし、東京~新函館北斗の往復は23,120円なので6,070円の節約になる。同様に前日までの購入が必要だし、特急券も必要だ。

JR東日本ダイナミックレールパック: ~1万円 ※時期路線次第

宿を予約する予定があるなら週末パスなどよりこちらが良いかもしれない。1泊以上の宿と往復の乗車券と特急券がセットとなったダイナミックレールパックもお勧めしたい。使い勝手がよく、予約は前日の18時までで、宿泊数は1泊だけから、宿泊日も旅程の何日目でもよく、往路の到着駅と復路の出発駅が異なる駅でもよい。明確に何%オフになるかは明示されていないが、えきねっとと同等の割引もあるので、他の手段の申し込み前に確認しておくとよい。

各社パッケージツアー:~1万円 ※時期路線次第

宿が全泊分必須だったり、出発&到着地が限定されていたりでも良いのであれば、旅行会社によるパッケージツアーも選択肢となる。びゅう、JTB、日本旅行など様々な会社が出しているので、インターネットや旅行代理店のチラシで比較検討すると良いだろう。

もう利用当日になってしまった場合

anncaによるPixabayから

ばら売り回数券:数百円~

新幹線にも回数券が設定されており、乗車券と指定席特急券が1枚になっていて通常料金より割引で購入できる。ただし、みどりの窓口などで購入すると6枚1セットなので利用シーンが限られる。そこで金券ショップで回数券をばらで購入すれば、当日でも利用可能だ。注意点としては、利用日に制限があり、GW、お盆、年末年始などは使えないし、全ての区間で設定されているわけではない。そういう場合は、後述の株主優待割引券を検討すると良い。ちなみにメルカリでは出品禁止品となっている。

株主優待割引券:~4,500円

目的地が遠い場合に適しているのが、株主優待割引券だ。1枚で乗車券と特急券が両方とも20%オフになり、片道に付き2枚まで使えるので最大40%オフになる。金券ショップなどで、たとえば2枚4,600円で入手して、東京~新函館北斗まではやぶさ通常期の22,690円が9,080円オフになるので、トータルで4,480円の節約になる。また回数券と異なり、利用期間に制限がないのもメリットだ。ちなみに、株を保持して入手するためには最低100株必要だが、株価が10,000円としても100万円が必要なため大きな投資が必要だ。

レール&レンタカーきっぷ: ~3,450円

レンタカーを借りる予定があるなら、レールアンドレンタカーきっぷも良い。ある条件を満たしたレンタカー予約をすると、201キロ以上の乗車券や特急券が割引になる制度だ。レンタカーの条件は出発駅から101キロ以上離れた営業所でレンタカーを6時間以上借りること。乗車券は、往復でも片道でも良いので201キロ以上だと20%オフ、特急券は10%オフになる。たとえば、東京~宇都宮でやまびこ自由席を使うと乗車券が1,940円、特急券が2,470円なので、乗車券が390円オフ、特急券が250円オフの、合計640円オフとなる。同様に東京~新函館北斗で 通常期 のはやぶさを使うと、乗車券が11,560円、特急券が11,130円なので、乗車券が2,320円オフ、特急券が1,120円オフの合計3,450円オフとなる。ただし、利用日に制限があり、GW、お盆、年末年始などは使えない。また、当日予約の場合は、レンタカー利用の3時間前までかつ11時以降の予約しか対象にならない。

窓口で最後の一工夫

Paul BrennanによるPixabayから

回数券:数百円~

前述の回数券だが、たとえば6人以上のグループとか、往復が同じ経路で3人以上のグループであれば窓口で買うのが良いだろう。割引率は一定ではく、東京~仙台のはやぶさを通常期に定価で利用すると11,200円だが、回数券だと1枚あたり10,750円となり、450円OFFとなる。 ただし、利用日に制限があり、GW、お盆、年末年始などは使えない。 また全ての区間で設定されているわけではない。

往復割引乗車券:970円~ ※片道分

遠距離の目的地であれば、往復割引乗車券がある。名前の通り乗車券を往復で購入すると適用されるのが、往復割引乗車券だ。事前準備不要で乗車券が10%オフで入手可能になる。 ただし、片道601キロ以上の経路が対象となる。たとえば東京~二戸は片道9,610円なので970円が節約できる。ちなみに、601キロというとかなり遠くまでの移動が必要だが、特急券と異なりJR各社でまたがる経路でも良い。

”はやぶさ”回避:310円

最後に特急券のみを割引で入手する方法だが、”はやぶさ”を回避することだ。はやぶさは 東北新幹線の最速列車だが、はやぶさを利用するとはやぶさ用の指定席特急料金が適用される。利用する列車を選択できるなら、あえてやまびこを利用することで、指定席特急料金が310円安くなる。

自由席特急券:520円

東京などの始発駅から乗るなら自由席特急券を利用するのも1つの選択肢だ。自由席特急券なので座席を予約できないが、始発駅なら座席を確保するのは難しくない。通常期の指定席特急券より520円安くなる。ただし、たとえば東北新幹線のはやぶさは全席指定なので利用できない。ちなみに、基準となる指定席特急券の料金は時期によって異なり、GWや春夏冬休みなどは繁忙期となり通常料金より200円高く、特定時期の月~木曜は閑散期となり通常料金より200円安い。

まとめ(再掲)

  • JR東日本の新幹線チケットは、いろいろな入手方法がある
  • 利用日まで時間があるなら、えきねっとがお勧めだ。
  • 利用当日の場合は、金券ショップで株主優待券やばら売り回数券の購入が良いだろう。

カプリチョーザなどのWDIグループの株主優待を使って食事代を節約しよう

Robert-Owen-WahlによるPixabayから
  • WDIグループの株主優待には割引カードであるWDI VIP CARDと商品券である株主優待券がある。
  • WDIグループはカプリチョーザ以外にもウルフギャング・ステーキハウス、エッグスンシングス、ティム・ホー・ワンなどもある。
  • 優待の入手は、株を購入する以外にラクマ、ヤフオク、金券ショップなどがある。

カプリチョーザなどを運営するWDIグループには株主優待制度がある

PexelsによるPixabayから

株主優待制度は、割引カードであるWDI VIP CARDと、商品券である株主優待券の2種類がある。

株主優待制度の概要
WDI VIP CARDお食事の際のお食事金額(物品購入金額)より、サービス料及び消費税を控除した金額から、20%をお引きいたします。
株主優待券お食事の際のお食事金額・サービス料、または物品購入金額に消費税を加えた金額から、株主優待券の合計金額分をお引きいたします。

WDIグループは23以上のチェーン店を運営している

RitaEによるPixabayから

WDIグループはカプリチョーザだけでなく海外チェーンの日本展開店なども運営している。たとえば、ウルフギャング・ステーキハウス、エッグスンシングス、ティム・ホー・ワンなどもグループだ。(ただし、ウルフギャング・ステーキやエッグスンシングスは、株主優待の利用に制約があるので要注意)

株主優待を入手して食事代を節約しよう

Jan VašekによるPixabayから

株主優待の入手はいくつかの方法があるが、フリマやオークションアプリを使うのがお手軽だ。

手段補足
株の保有『毎年3月末日の株主名簿に記載された100株以上の株式を保有されている株主』が対象。100株であれば20万円以下で購入可能。
フリマ・オークションアプリで購入メルカリは株主優待券の取引が禁止されているが、ラクマではWDIの株主優待は禁止されていない。VIP CARDは1000円以下、株主優待券は額面の20%OFF以上で購入可能。
金券ショップで購入店頭で見つかればすぐに使える。インターネットの情報が少ないことから流通量も少ないかもしれない。

まとめ

  • WDIグループの株主優待には割引カードであるWDI VIP CARDと商品券である株主優待券がある。
  • WDIグループはカプリチョーザ以外にもウルフギャング・ステーキハウス、エッグスンシングス、ティム・ホー・ワンなどもある。
  • 優待の入手は、株を購入する以外にラクマ、ヤフオク、金券ショップなどがある。

LCCを使うときは羽田と成田を組み合わせて、飛行機代を節約しよう

空港掲示板
  • 羽田にも数は少ないがLCCが飛んでいる
  • しかし深夜早朝便が多いため、タクシー、前泊、後泊が必要な場合もある
  • そういう時は往路または復路を成田発着にする選択肢もある

羽田のLCCは深夜早朝便が多い

Free-PhotosによるPixabayから

成田より羽田の方が便利な人は多いと思うが、羽田に飛んでるLCCは限られているうえ深夜早朝便が多い。たとえば台北(桃園)線は発着ともに0:55~5:55の間しかない。

羽田 ⇒ 台北(桃園)
運行 出発
タイガーエア(火曜) 5:15
タイガーエア(その他) 5:25
Peach 5:55
台北(桃園)⇒ 羽田
運行 到着
Peach 0:55
タイガーエア 4:25

成田のLCCは選択肢が多い

Gerd AltmannによるPixabayから

LCC専用ターミナルもある成田はLCCの選択肢が多いうえ、そもそも深夜早朝は飛行機の発着自体がない。そのため前泊や後泊せずに済む便を選びやすい。

例えば、台湾行きのLCCは羽田だと早朝便しかないため、人によっては前泊などが必要だろう。それに比べて成田であれば、10:05以降の便があるため前泊なしで乗ることができる。

成田 ⇒ 台北(桃園)※一部の便のみ記載
運行 出発
バニラエア 10:05
タイガーエア(火木日) 11:50
スクート 12:05

羽田と成田を組み合わせよう

mohamed HassanによるPixabayから

LCCは片道ずつ購入できるので、出発空港と帰着空港が別でも問題ない。例えば台北(桃園)に行く際に、行きは成田発で帰りを羽田着にできる。また体力があれば羽田の利便性を生かしてこのまま仕事に行くことも可能だ。

台北1泊3日プラン
  行程
1日目 10:05 成田発 ⇒ 13:05 台北着
2日目 台湾滞在(夜まで自由時間あり)
3日目 0:10 台北発 ⇒ 4:25 羽田着 

ちなみに東京成田間の交通費は1000円前後からあり前泊や後泊よりも安いので、こうした乗り方は選択肢になるだろう。

東京 ⇒ 成田
運行 出発 時間 料金
京成バス 東京/銀座 約60分 900円~
THEアクセス成田(JRバスなど) 東京/銀座 約60分 1,000円~
京成電鉄(京成本線) 日暮里 約75分 1,025円
京成電鉄(スカイアクセス線) 日暮里 約65分 1,235円

まとめ

  • 羽田にも数は少ないがLCCが飛んでいる
  • しかし深夜早朝便が多いため、タクシー、前泊、後泊が必要な場合もある
  • そういう時は往路または復路を成田発着にする選択肢もある

羽田発の早朝便LCCで飛行機代を節約しよう

早朝の空港
  • 羽田にも数は少ないがLCCがある。
  • 早朝便は、電車やモノレールの終電では待ち時間が長く、始発では間に合わない。
  • 近隣駅からの早朝バスという選択肢もある。

早朝便は始発では間に合わない

羽田にもLCCは少ないながら就航している。ただし便数は限られ出発時間も電車やモノレールの始発前であることも。 例えば、5時台には台北(桃園)行きのPeachとタイガーエアがあるが始発ではチェックインの締切に間に合わない。

始発の到着時間
運行 料金
東京モノレール 4:59 浜松町 5:12 483
京急 5:19 京急蒲田 5:27 294
5時台出発便のチェックイン締切時刻
運行 チェックイン締切 出発
タイガーエア(火曜) 4:30 5:15
タイガーエア(その他) 4:40 5:25
Peach 5:05 5:55

空港で待つには長い

空港のベンチ

終電で空港に行き、一晩待つとすると、チェックイン締切時間まで3.5~5時間待つことになる。ベンチで仮眠するのが苦にならない人はそれでも良いだろうが、そういう人ばかりでもないだろう。

終電の到着時刻
運行 料金
東京モノレール 24:01 浜松町 24:17 483
京急(土日祝) 23:54 京急蒲田 24:02 294
京急(平日) 24:17 京急蒲田 24:25 294
京急バス 24:20 横浜(YCAT) 24:52 1,030

早朝バスなら間に合う

夜のバス

羽田空港または周辺ホテルに前泊したり、23区に住んでいる人であれば定額の空港タクシーを使ったりが考えられるが、東京・羽田近郊からは早朝バスが出ているので、それを利用する手もある。

早朝バスの到着時刻
運行 料金
京急バス 3:00 川崎 3:38 552
京急バス 3:20 蒲田 3:38 552
京急バス 4:00 横浜(YCAT) 4:32 1,030

前泊費用やタクシー代と比べて十分安いだけでなく、空港と違って駅であればインターネットカフェのように安価に休めるところもあるし、ホテルに前泊するとしても選択肢が多いところもメリットだ。

まとめ

  • 羽田にも数は少ないがLCCがある。
  • 早朝便は、電車やモノレールの終電では待ち時間が長く、始発では間に合わない。
  • 近隣駅からの早朝バスという選択肢もある。